最終更新日:2019. 5.14

 

 

はじめに・・・

 

 

あっくん
どうも学校給食調理員のあっくんです。

 

 

学校給食を取り巻く、

人間関係という大きな問題。

 

『給食 人間関係 悩み いじめ』

 

現在、これらのキーワードで

僕のサイトに辿り着く人が

後を絶たない状況です。




今回は給食業界の気になる部分でもある

【学校給食の人間関係】について、

この道、15年の僕の体験を踏まえながら、

徹底的に解説していきます。

 

 

 

 



 

 

 


栄養士って何なの? 給食界の神って本当?

現場の中では、
チーフと栄養士は同じ立場と言われてますが、
どこの現場も実際は違います。

 

栄養士→チーフ→サブチーフ→社員→パート

 

という、組織図になります。

栄養士の先生が言うことは基本絶対です。

栄養士の前では、
会社の人間たちは皆イエスマンに成り下がります。

献立に関しても、人事に関しても、
言われるがままです。

 

なぜ、イエスマンになってしまうのか?

 

実際にあった話をもとに
わかりやすく説明していきます。

 

現場内に、物覚えが悪く、
仕事ができない社員Aがいたとします。

毎回、チーフはその社員Aに悩まされ、
会社の上司 (エリアマネージャー) に
代わりの人材を要求していました。

しかし、会社の上司には、
『社員Aの代わりの人はいない。
会社も人手不足。決められた人材で
現場をまわすのもチーフの仕事だから。』

と言われ、その後も社員Aを抱えて、
現場は仕事を続けていきます。

そんなある日、

社員Aが仕事中に取り返しのつかない、
大きなミスをしてしまいました。

今まで、会社の人事には、
立場上、口出しできないはずの
栄養士も流石に黙ってはいられず、

会社の幹部に電話。

『この体制はどうなのか?』と問いました。

そうすると、一瞬で人事が動きます。

チーフが言っても、
なかなか対応してくれませんが、

栄養士が言えば、一瞬です。

それもそのはず。
会社から見れば、栄養士は
契約相手であり、
大切なお客様のひとりだからです。
この話を言い換えてみれば、

栄養士に嫌われたら、

 

【その現場には、もういれない】

 

というのが現実です。

これは社員のみではなく、
チーフやパートに限ってもそうです。
嫌われたら、そこでお勤め終了です。

だから、この給食業界では、
栄養士は神だと裏でよく言われてるのです。

栄養士からの献立・調理に関しての注文も、
会社はそれを断ることができず、
結果、栄養士がさらにエスカレート
していくという悪循環な環境。

そんな大変な現場が数多く存在します。

 

 

 


その時々の機嫌で態度が変わるクソ上司

栄養士は神様と話しましたが、
チーフがパワハラ最低上司ってところもあります。

チーフの人柄で、
現場内の空気も大きく変わります。

過去の僕のチーフの話になりますが、

機嫌で態度が変わるチーフがいました。

本当にその日の機嫌次第で、
現場の空気は変わります。

 

例えば、そのチーフは、
休み明けの月曜日は物凄く機嫌が悪かったり、

疲れてたり、眠かったりしても、
機嫌が悪く、その態度が仕事中にも出て、
常に怒鳴っていたりして、
現場内の空気は重くなります。

逆に金曜日になれば、
鼻唄を歌いながら仕事をするという上機嫌。

プライベートで、良いことがあれば、
気持ち悪いぐらい優しかったりと、
こっちも対応が面倒で本当に困ってました。

 

 

まぁ、部下は我慢して、
この機嫌上司とうまくやっていくしか
道はないんですけどね・・・

僕はそういう人を近くでみてきたので、

機嫌で態度が変わるようなクズチーフには
ならないように、心掛けています。

ただし、こういう人間は、
この学校給食調理員という職種でなくても、
どこの会社にも、必ずいるんですよね。

人間なので、ある程度は仕方ないこと
なのかもしれませんが、
あからさまに態度が出てる人は、
上に立つ人間には、ふさわしくないのではと
個人的に思います。

だからといって、怒らないチーフもいけません。
しめるところはしっかりしめないと、
現場が緩くなって、崩壊してしまいますよ。

 

 

チーフ (責任者) として、あるべき姿について、
詳しく記載している記事があります。

宜しければ、こちらをご覧ください。

 

 

 


パートが多い現場は要注意

どこの現場でも、パート問題は尽きません。

必ずボスが存在します。

そのボスがいなくなっても、
おとなしかった人が、豹変し、
また新たなボスが生まれます。

そして、パートの数が多い現場ほど、
あの人とは合わないから、
一緒に仕事したくないという、
ギスギス、ドロドロとした、
人間関係が必ず発生します。

そして、チーフに相談しても、
エリアマネージャーに相談しても、
この問題はなかなか解決することはないのです。

 

 


なぜなら、会社は法律上、
人を辞めさせるのが難しいからです。

 

本人、もしくは、その相手が、
自分から退職願を提出し、
辞めていかない限りは真の解決は難しいです。

あとは、嫌いな人でも、仕事だと割りきり、
我慢して大人な対応をしていくしかありません。

だいたい、そういう問題に関わる人は、
仕事内容もありますが、
コミュニケーション能力の
低さが問題だったりもします。

パート内でも、上を立てて、敬い、
しっかりコミュニケーションが取れれば、
概ね、うまくいくのでしょうが、

それでも、実際は、
うまくいってない現場ばかりです。

誰かしらが我慢して成り立ってます。

読者の中で、うちの現場は平和だよとか
思う方もいらっしゃると思いますが、
それは目に見えてないだけであって、
裏では確実に存在してます。

その対象がパートではなく、
もしかしたら、社員に対してかもしれません。

僕の経験上、僕が経験した全ての現場に
何かしら必ずパート達の不満・問題がありました。

 

 



 

 

それでは、パートの不満・問題について、

実例を挙げて、解説していきます。

 

 


パートの不満・問題

①チーフの行動による嫉妬心

これは、昔の僕の上司 (チーフ) の話になります。

年齢は60歳手前の男の責任者。

このチーフは好きなパートと、
嫌いなパートに対しての態度があからさまで、
とてもわかりやすい方でした。

 

ある日、昔から、
真面目にコツコツ頑張ってるパートの方から、

 

『なんでチーフは、
新入りの○○さんにあんなに優しいの?』

 

と、当時、副責任者である僕に

怒りの声が殺到・・・

僕はエリアマネージャーに相談して、
エリアマネージャーからチーフに対して、
注意はあったみたいですが、

チーフの行いは、
その後も変わりませんでした。

次の人事異動の時期に、
そのチーフは異動になり、
翌年からは僕がその現場でチーフをすることに
なりましたが、

僕はこれらのことを目の当たりにしてきたので、

チーフになってからは、
その当時から現在に至るまで、

パートに対して、
皆、平等に接するように努力してます。

ですが、やはり、
昔から長くやっているパートの方には、
少なからず、
贔屓してしまう部分はあります。

もちろん、筋が通っていなければ、
昔から長く働いてるパート(お局)に対しても、
僕は容赦なく怒ります。

やはり、女性の方が多い職種では、
あるあるな話なので、

チーフに限らず、
給食業界で働いてる男性諸君は、
ひとつひとつの行動に慎重になりましょう。

 

 

②個人能力値の差による給料問題

仕事ができるパート。
仕事ができないパート。

個人によって、能力値は様々なのは、
仕方ないことですが、

給料がほとんど変わらないのが、
学校給食パートの実態。

中には、納得ができずに、

『なんで、あの人と給料が同じなの?』

と、チーフやエリアマネージャーに
文句を言われる方もいます。

これを言われてしまうのは、
本当に困ってしまいます。

正直、なだめるのが面倒です。

 

ですが、ここでの対応を間違えると、
そのパートはさらにつけあがるので、
注意しましょう。

 

それでは、どうすれば解決できるのか?

 

この問題の解決はとても難しいです。

最低賃金の上昇により、
パートの時給を上げるのも、
難しくなってきているのが
僕の会社の現状です。

さらに103万円の扶養の壁などを、
考慮すると、
時給が50円上がるだけで、
月の収入が1,000円ほど増えて、
年間では、12,000円。

約2日ほど、出勤ができなくなることも
考えられます。

その文句を言っている
パートだけの時給を上げてしまうと、
その他のパート達も後々、知ってしまえば、

『私たちも上げてくれ』

クレームが殺到するかもしれません。

お金の問題は、
慎重に対応しましょう。

まずは、話し合いです。

怒っている方の理解が必要不可欠。

学校給食という仕事は、
ひとりで作るのは難しい仕事であり、
仕事ができないパートも必要だということを、
怒ってる方に理解してもらうしかありません。

 

もし、話しても、理解してもらえないなら、

 

学校給食はこういうものだから、
他の仕事を探した方が良いのでは?

 

パートより給料が高い、
社員を目指してみたらどうですか?

 

など、言ってみるのも、
効果があるかもしれません。

たいてい、文句が言いたい人は、

ストレス貯めたくないので、
ただ文句だけ言いたいだけだったり、

自分の存在価値を認めてもらいたい、
がために、文句を言っているだけです。

慣れた仕事をなくなく、
辞めたくないはずなんです。

 

 

あっくん
相手も事を大きくはしたくないはずなので、
波風を立てないように気をつけて対応しましょう。

 



 


給食業界に潜む〇〇ハラスメント集


パワーハラスメント (パワハラ)

職場上の立場や優位性を利用して、
嫌がらせ行為をすること。

『胸ぐらを掴まれる、暴力、悪口など』

 


セクシャルハラスメント (セクハラ)

職場内での性的な言動によって、
就業環境が害されること。

『身体を触られたり、下ネタなど』

 


マタニティーハラスメント (マタハラ)

妊娠や出産、子育てをきっかけとして、
職場で精神的・肉体的な嫌がらせをされたり、
不利益な取り扱いを受けたりすること。

『給食なのに力仕事もできないのか』

 

【関連記事】

 

 


エイジハラスメント (エイハラ)

エイジ(age=年齢)を理由とした嫌がらせ。

『もう年だから覚えが悪い』

『最近の若者は礼儀がなってない』

 

【関連記事】

 

 


モラルハラスメント (モラハラ)

個人の生き方や価値観に対して、
自分の考えが一番正しいと、
相手を否定するハラスメント。

『この現場はおれが責任者だから、
おれのやり方は誰にも文句言わせない』

 


パーソナルハラスメント (パーハラ)

個人や集団に関わらず、
個人的な理由によって、
嫌がらせ行為をする。

『いじめ全般』

 


スメルハラスメント (スメハラ)

匂いによって、
周囲の人を不快な気持ちにさせること。

『夏場の体臭など』

 

【関連記事】

 

 

 


問題を『言い合える』理想の職場

 

あなたの職場は、
おかしいと思うことをハッキリ言えますか?

 

これはなかなか簡単なことではありませんが、
ハッキリ言い合える職場は良い職場だと、個人的に思います。

 

 

あっくん
僕は責任者ですが、
僕の現場はみんな言いたいことを
ハッキリ言ってくれます。
たまに、こんなことまで言ってくるのかと、
面倒に思うこともありますが…

 

 

言えない職場の原因に以下のことが考えられます。

 

 


・上司や周囲の反応が怖い
怖い上司の前では、
間違ったことを指摘することはできないものです。
実際に僕もそうでした。
だからこそ、そんな頭ごなしに怒る上司にはならないように
僕は気を付けてます。
あまりにも怒らない上司も舐められるので、
この問題は難しいところですけどね。


・言うことをためらう
言うタイミングがわからなかったり、
めんどくさくて、言うことをためらう人もいます。


・問題に気付けない、気付かない
ずっと同じやり方で仕事してきたので、
今までのやり方が正しいと過信して、
間違いに気付けない、他のやり方を知らないために
そのやり方が無駄だということに気付かない。


・表現できない
違和感を感じても、どこがどうおかしいかをうまく言葉に表現できない。

 

 

 

 


まとめ

 

POINT

今回は学校給食という人間関係について、
お話ししましたが、

ギスギス、ドロドロの人間関係は、
この職種でなくても、
どこにでもよくある話です。

そして、人間関係、合う、合わないは、
実際にそこの現場で、
仕事をしてみるまではわかりません。

この仕事に興味があるのならば、
とりあえずやってみるってことです。

 


この職種に興味があるのであれば、
こちらの記事に学校給食調理員の全てが
書いてありますので、ご覧ください。


 

社員やパートでも、
学校給食の仕事を辞めた人が
再び学校給食の仕事に戻る確率は、
とても高いです。

その方々は、給食の仕事が嫌いで、
辞めたのではなく、
人間関係などのトラブルにより、
辞めた可能性が極めて高いからです。

肉体的にきつい仕事で辞めたのであれば、
わざわざ、また学校給食調理員をやろうとは
思わないはずですからね。

 

そして、これは僕の中での1つの結論。
学校給食の現場の中で、
栄養士とチーフの関係性が1番重要。

現場の頭がうまくいってないのに、
下の部下達がまとまるはずがありません。

そして、チーフとサブの関係、
サブと社員の関係、
パート同士の関係と、

学校給食という仕事は、
至るところで人と人とのやりとりが絡み合い、
日々の給食が作られている職場です。

技術があれば、
美味しい給食が作れるというのは、
大きな間違いです。

この職業は、コミュニケーション能力が
大きく問われる仕事です。
よい人間関係を築きあげて、
チーム一体となり、
安全で美味しい給食作りに励みましょう。

 

 




 

    
カテゴリー: 人間関係

2件のコメント

キンショウ · 2019年5月12日 09:50

私はこの業界、民間委託始まる少し前から携わっているものです。28から責任者として三十年近く精進して参りました。このコラムを拝見して、初めてまともな考えを持っている方に出会えました。書いてある事はすべて真実だとおもいます。ただひとつだけ、このご時世ですので最近、委託会社の吸収、合併が多くなっておりますが、合併したら、人事等含め何が起きて、笑う者、泣く者が出てくるのか興味あれば教えます。ちなちなみに、私はその煽りをうけて、適応障害になり、会社辞めて2年間自宅療養してます。先週から復帰しようと思い、今委託会社を探しているところです。この業界どこも慢性的に人手不足ですが、自分が経験上言えるのは90パーセントはイジメ、恫喝によるパート離れ、社員の場合は出来るチーフを環境が悪い所に行かせ、その積み重ねによる精神、体力の疲弊により退職。会社は残る者は正義。やめる者は悪。の構図ですね。

    あっくん · 2019年5月12日 11:41

    キンショウさん

    はじめまして。
    貴重なコメントありがとうございます。

    大変長く学校給食に従事している御方から、

    『全て真実』とのお言葉をいただき、

    ブログを作成してきて、
    改めて良かったと痛感しております。

    そして、委託会社の吸収・合併。
    とても興味深い話ですね。

    僕の会社も大きな会社ではないので、
    いつの日かそうなってしまうのではないか、

    その時に自分の身に起こることなど、

    学校給食一筋で仕事をしてきた僕としては、
    考えるだけで、不安でいっぱいです。

    ぜひ、お話をお聞きしたいです。
    そして、1人でも多くの方に、
    これらのことを知っていただきたいですね。

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