ミネストローネはアレンジ自在の万能スープ!?給食での作り方・オススメ具材・レシピを大公開

 ソフトフランスパン 牛乳 サーモンフライ ボイルドキャベツ ミネストローネ 

 

あっくん
本日の給食はイタリア料理でも有名なミネストローネです。

 

皆さんはミネストローネはアレンジ自在の万能スープって、ご存知でしょうか?

 

今回は学校給食でのミネストローネの美味しい作り方から【アレンジ・リメイク術】まで、詳しく解説していきます。

 

本記事の内容

・各献立に関する解説とポイント

・ミネストローネおすすめ具材&アレンジ、リメイク術

・ミネストローネのレシピ内容




サーモンフライ

外はサクサクの衣、中はふわっとやわらかい鮭。こども達にも人気のサーモンフライです。

 

あっくん
作業工程に気をつければ、何の問題もない料理ですね。

 

サーモンフライについては、過去に詳しく解説した記事がありますので、こちらの記事をご覧下さい。

 

 


ボイルドキャベツ

せん切りキャベツを茹でたものです。

 

あっくん
キャベツは歯応えが残るように茹で、水分をしっかり切ってから配缶していきます。

 

 


ミネストローネ

具材たっぷり栄養満点ミネストローネ
野菜の甘味がスープに溶け込んで、美味しい。
イタリアの家庭スープなので、どこか懐かしさを感じさせてくれます。

 

あっくん
下記にレシピも掲載してあります。ぜひ、ご家庭でも給食の味を再現してみてください。

 

 


「ミネストローネ」とは?

イタリア料理でトマトベースの野菜スープのことを指します。

 

ミネストローネはイタリア語で「具沢山、ゴチャ混ぜ」という意味を表す言葉になります。

本場のミネストローネに入る食材は「これ」という決まりはなく、季節や地域によって、入れる食材が様々です。なので、ミネストローネという料理に正解はありません。

 

あっくん
ミネストローネは作り手によって、個性が光るスープなのです。

 

 


ミネストローネの起源や発祥は?

現在、ミネストローネと言えば、トマトベースの野菜スープが定番ですが、1500年頃のヨーロッパでは、まだトマト自体が食材として使われていませんでした。

 

あっくん
当時のミネストローネにトマトは使用されておらず、具沢山の野菜スープだったわけです。

 

これが1700年代になると、トマトペースト使ったレシピが増えていき、そこからミネストローネにもトマトが入れられるようになり、トマトベースの具沢山スープが定着されていきました。

 

 


ミネストローネに使用される定番食材

上記でも解説したとおり、ミネストローネを作るにあたり、特にこれという決まった食材はありませんが、定番の食材がこちらになります。

 

トマト

ホールトマト缶やカットトマト缶を使用します。

 

ベーコン

ベーコンの旨味はミネストローネの味に必須。ウインナーを代用する方もいますが、絶対にベーコンがオススメ。

 

たまねぎ

甘くなるまで、よく炒めるとミネストローネの酸味を抑制してくれます。

 

にんじん

人参は存在感が大きいので、他の食材より気持ち小さめに切るのがポイント。

 

じゃがいも

じゃがいもは溶かさないようにタイミングをみて入れましょう。

 

キャベツ

クタクタに煮込んだキャベツは美味しいです。キャベツ本来の甘さがスープに溶け出します。

 

セロリ

セロリの爽やかな薫りが食欲をそそります。

 

ズッキーニ

フランスやイタリアでは定番の野菜。淡白な味わいなので、どんな味付けにも合わせやすいのが特徴。

 

マカロニ

マカロニのモチモチ食感が入ることで、美味しさUPです。

 

あっくん
上記以外にも冷蔵庫で余ってる野菜やお好みの野菜をスープにぶちこんで、オリジナルのミネストローネを作ってみましょう。

 

 


ミネストローネをアレンジしてみよう!

普段と一味違うミネストローネにアレンジするなら、こちらの食材や調味料を使用してみましょう。

 

和風に変える

いつもの食材と作り方なのですが、スープを和風だしにするだけで、和風ミネストローネに変身。だいこん、レンコン、ごぼう等の食材を入れると、さらに和風感がUPするのでオススメです。

 

豆類を入れてみる

ひよこ豆、大豆、いんげん豆など、豆好きな方はミネストローネに豆がオススメ。大豆は畑の肉と呼ばれるほど、良質なたんぱく質が含まれていて、成長期のこどもたちには必要な栄養になります。ただし、豆が入ることで残食が増えることは避けられないかもしれません。

 

隠し味を加える

隠し味として、しょうゆ、粉チーズを入れます。これらを入れることでコクがUPします。
また、砂糖を少量入れるだけでも、コクと酸味を和らげて美味しく仕上がります。

 

 


ミネストローネのリメイク術

ご家庭で大量に作って、余ったミネストローネをリメイクしてみませんか?

ミネストローネは冷凍しとくと重宝します。

 

 

あっくん
僕の妻は大のミネストローネ好きなので、必ず我が家の冷凍庫にはミネストローネが常備されています。

 

このミネストローネに「ほんの少し手間」をかけるだけで、家族から喜ばれる一品料理に簡単リメイクできるのでご紹介させていただきます。

 

◆お米を入れて煮る

さらに粉チーズを入れれば、トマトリゾットが簡単に作れます。

 

◆パスタソースに代用

パスタとそのまま和えてスープパスタにするのもオススメ。ひき肉を加えて煮詰めてボロネーゼソースにしたり、生クリームを加えて、トマトクリームソースにもリメイクできます。

 

◆オムレツやオムライスのソース

ミネストローネをケチャップを加えて煮詰めていき、濃度ができたら完成。オムレツに合う最強ソースの出来上がり。

 

◆市販のルウを活用

デミグラス缶を入れて、ハヤシライスに。カレールウやゴロゴロの鶏肉を入れて、トマトチキンカレーにしたりもオススメ。

 

◆ホワイトソースを活用

ミネストローネにマカロニを加え、別に作ったホワイトソースを盛り付けて、チーズをかけて焼けば、グラタンに大変身。こども達は大喜びです。

 

 


大量調理時のミネストローネのポイント

それでは、ミネストローネの大量調理時のポイントを見ていきましょう。

 

ミネストローネのPOINT

★トマト缶は別煮
ミネストローネ作りでは、必ずトマト缶を使用します。トマト缶は独特のえぐみや酸味が強いので、あらかじめ別煮しておくのがオススメ。大人は酸味が好きだったりしますが、こどもは酸味が苦手な子が多いです。


★ベーコンからよく旨味を出す
弱火でじっくり旨味を引き出すことが最も重要です。ベーコンは弱火でじっくり加熱することで旨味をより引き出せます。これだけでスープじたいの味が格段にUPします。また、調理途中に浮いてくるアクや油の取り過ぎにも注意してみて下さい。せっかくベーコンから出した油や旨味をとってしまうことになります。


★たまねぎをよく炒める
たまねぎをよく炒めることにより、甘さが出るので、トマトスープの酸味を和らげてくれます。


★マカロニの茹で方
マカロニは別茹でしてもいいですが、そのままスープで煮込んで作っても美味しいです。マカロニを入れるタイミングは逆算しましょう。大量調理だと予熱も考えて作らなければなりません。

 

 


ミネストローネのレシピ

【ミネストローネ 1人分の分量 g 】

ベーコン・・・・・10
たまねぎ・・・・・25
トマト缶・・・・・15
にんじん・・・・・10
キャベツ・・・・・10
にんにく・・・・・0.3
マカロニ・・・・・10

オリーブ油・・・・・1
しょうゆ・・・・・0.5
塩・・・・・・・・・1
黒こしょう・・・0.02
スープ・・・・・100

※実際に作った給食とは分量をアレンジしてます。

 

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