給食の美味しい『さばの竜田揚げ』レシピを徹底解説

2019年11月4日

  ごはん 牛乳 さばの竜田揚げ カレーきんぴら かきたま汁 昆布の佃煮  

 

あっくん
本日は鯖の竜田揚げです。

 

 

本記事の内容

・各献立に関する解説とポイント

・竜田揚げについて

・サバの竜田揚げ、カレーきんぴらのレシピ情報

 



 

  さばの竜田揚げ  

冷めてもカリカリ
美味しさ持続
濃い味付けで、
白飯が進む竜田揚げ

 

 

あっくん
下記にレシピも掲載してあります。
ぜひ、ご家庭でも給食の味を再現してみてください。

 

 


竜田揚げとは?

生姜、醤油、酒などで下味をつけて、
片栗粉をまぶして、揚げたもの。

 

 

あっくん
こどもから大人まで、
みんなに人気な料理ですね。

 

 

 


『竜田揚げ』の語源は?

奈良県にある龍田川という川が
紅葉の名所であったことから、
連想されて、名付けられた説が有力。

 

龍田川一面に紅葉が流れている
様子を見ると、

まるで水を紅い括り染めに
したようにみえます。

 

竜田揚げは、
醤油をつけて揚げることで、
赤褐色に変わり、
片栗粉をまぶした部分が、
白く点々となることから、

 

紅葉の流れる龍田川の光景に重なり、

 

『龍田揚』

  ↓

『竜田揚げ』

 

になりました。

 

 


竜田揚げと唐揚げの違いは?

 

 

唐揚げ
下味を付けたものに、
小麦粉、片栗粉を薄くまぶして揚げたもの。

 

 

竜田揚げ
生姜、醤油、酒、みりんの和風の下味に、
片栗粉だけをまぶして揚げたもの

 

 

みんな、この違いを知らなくて、

本来は『竜田揚げ』
呼ばれるべきものなのに、

『唐揚げ』

間違えて解釈してしまう方々が
多いようです。

 

 


学校給食で食べた
懐かしい鶏唐揚げの作り方については、
こちらの記事をご覧下さい。


 



 

【その他の給食の竜田揚げ】

 

・鶏肉の竜田揚げ
竜田揚げの中でも、
メジャーな存在ですね。
鶏の唐揚げと間違われやすいです。

 

・豚肉の竜田揚げ
豚ロースの薄切りを使用します。
鶏肉とは違い、豚でしか
味わえない旨味が病みつきに。

 

・くじらの竜田揚げ
海の王様。クジラ肉。
昭和時代の学校給食を
支えてくれた献立のひとつ。
鯨肉は固くて独特の臭みが特徴なので、
竜田揚げの調理法が合います。

 

・サメの竜田揚げ
淡白でフワフワ食感のサメ肉。
高たんぱく、低カロリーで
栄養バランスが高く、
竜田揚げとの相性も抜群。

 

 

サメについて詳しく記載した記事があります。
宜しければ、こちらの記事をご覧ください。

 

 

 


さばの竜田揚げの栄養は?

サバと言えば、青魚に含まれる
不飽和脂肪酸の一種である
『DHA』が豊富に含まれてます。

(ドコサヘキサエン酸)

 

 

DHAの主な効果

・悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす。

・記憶力の低下防止・認知症を予防。

・血液中の中性脂肪を減らす。

・ストレスでイライラしてる人にも、精神面のケアという役割がある。

 

 

 


鯖について、
詳しく書いた記事がありますので、
宜しければこちらをご覧下さい。


 

 

 

さばの竜田揚げのPOINT
★臭い消し
サバ臭さをなくすために、
下味前に少量の塩をまぶして、
30分程、放置します。
塩の脱水作用で、生臭みが
取り除かれるので、サバから出てきた
水分を切ります。
それでも臭いが気になる方は、
少量のカレー粉を隠し味に入れるのも
良いです。


★下味時間
下味を長く浸けすぎると、
味がよく含まれて良いのかと
思いがちですが、
あまりにも長時間は
しょっぱくなりすぎることがあります。
長時間の下味は身も締まり、
揚げたときのふっくら感が
なくなってしまうので、要注意。
15分程度の下味時間で充分です。


★片栗粉は多め
片栗粉は揚げる直前でつけます。
多めにつけると、
サクサクとした食感に仕上がるので、
衣が剝がれないように、
たっぷりつけましょう。


★高温で揚げない
始めから高温で揚げると、
魚に火が入る前に黒焦げに。
醤油で色がつきやすいので、
160~170℃ 前後で揚げていきます。

 

 

【さばの竜田揚げ 1人分の分量 g 】

さば・・・・・・60

しょうゆ・・・・1.5
酒・・・・・・・・1
生姜・・・・・・・1
片栗粉・・・・・・8

 

※実際に作った給食とは分量をアレンジしてます。

 

 

さばの竜田揚げの詳細レシピを見る

 

 

 

  カレーきんぴら  

じゃがいも、大根、にんじんの
カレー風味のきんぴらです。

全て千切りにするので、
切りものが大変ですが、

こどもたちはカレー味なので、
喜んで食べてくれました。

 

 

あっくん
ポイントは大根を下茹でして、しっかり大根の水分を出すことです。

 

 

【カレーきんぴら 1人分の分量 g 】

じゃがいも・・・・30
だいこん・・・・・15
にんじん・・・・・10

炒め油・・・・・・・1

しょうゆ・・・・・・2
砂糖・・・・・・・0.5
酒・・・・・・・・0.5
塩・・・・・・・・・1
カレー粉・・・・・0.2

 

※実際に作った給食とは分量をアレンジしてます。

 

 

カレーきんぴらの詳細レシピを見る

 

 

 

  かきたま汁  

豆腐、小松菜、ねぎ、えのき入りの
かきたま汁です。

 

 

あっくん
かきたま汁のポイントは美味しい合わせ出しを取って、
フワフワの卵を作ることです。

 

 

 


美味しい『合わせ出し』の取り方はこちらをご覧下さい。


 

 

ふわふわの卵にするために、
最も大事なことは、

『温度管理』

になります。

 

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

 

 

 

  昆布の佃煮  

出し汁で使用した昆布を細切りして、
醤油、砂糖、酒、みりんと調味して、
柔らかく煮ていきます。

仕上げにゴマを入れます。

 

 

あっくん
捨てるはずの昆布を使用しているので、無駄がなくエコで良いですね。