給食の献立【簡単・美味しい豚汁の作り方】具材に悩んでる方、必見です
麦ごはん 牛乳 いわしの蒲焼き 甘酢和え 豚汁
今日の給食は豚汁です。
心も身体も温まる
豚汁の季節到来ですね。
・大量調理による豚汁の美味しい作り方
・豚汁の発祥のお話
・豚汁に入れる人気な食材やレシピ情報
いわしの蒲焼き
いわしの蒲焼きです。
過去記事に鰯の蒲焼きについて、
解説していますので、
宜しければ、こちらをご覧下さい。
甘酢和え
キャベツときゅうりの甘酢和えです。
甘酢の量を調整するのがポイントです。
豚汁
豚汁です。
豚汁とは?
味噌で調味した日本料理です。
『とんじる』、『ぶたじる』
と地域によって名称も違います。
国内では、とんじる派が70%と
多数を占めています。
一方、ぶたじる派の方々は、
北海道出身の人に多い傾向です。
豚汁発祥には様々な説があるって本当?
いくつかの諸説があります。
●山形県庄内地方の芋煮がもとになったという説
芋煮という料理は『さといも』がメインです。
地域により、肉や味の違いがあります。
味は醤油や味噌ベースがあり、
肉は牛肉と豚肉で別れます。
山形県庄内地方の芋煮は、
味噌味の豚肉、さといもの入った汁なので、
ほとんど豚汁と言っても過言ではありません。
●けんちん汁に肉を入れたという説
けんちん汁は精進料理です。
出汁も昆布や椎茸から取り、
具材も含め動物や魚などを使いません。
具材が非常に豚汁に似ているので、
このような説が浮上したようです。
●旧日本海軍においてカレー粉の代わりに、
味噌を入れて作ったことから始まったという説
これには、同じような食材が入る
肉じゃがもこの旧日本海軍の英雄、
東郷平八郎により作られたのではないか?と
いうエピソードもあります。
詳しくは過去記事に、肉じゃがの発祥について、
記載してありますので、こちらをご覧下さい。
●ぼたん鍋がもとになった説
猪の肉を使用した鍋料理です。
鍋の中には、野菜、根菜、
きのこ類、芋類、コンニャク、麩、豆腐、
猪肉が入ります。
味付けは地域によって異なるが、
昆布と鰹節でとった出汁に、
主に味噌か醤油を入れることが多いです。
猪の肉は縄文時代から食べられていて、
歴史が古いです。
豚肉が日本全土で一般的に、
食べられるようになったのは明治時代からです。
豚肉が食べられるようになって、
猪肉を豚肉に変更したという説です。
●屯田兵が作った汁がもとになった説
※画像 ゴールデンカムイより
北海道の開拓を行った屯田兵が食べた
『屯田兵の汁』を屯汁(とんじる)と
呼ぶようになったという説です。
●薩摩汁の豚を使うものが独立した説
薩摩汁とは鶏肉や豚肉などを使う、
肉入りの味噌汁のことを言います。
鹿児島県の郷土料理です。
明治時代になると政府は肉食を奨励し、
肉の味噌汁は『薩摩汁』の名称で
軍隊の公式メニューになりました。
全国の兵士が食するようになって、
明治の末には一般家庭にも普及しました。
そのうち、豚肉を使用するときは、
豚汁と別の言い方になったという説です。
●日本国外から持ち込まれた説
どこから持ち込まれたのか不明です。
1番、ありえなさそうな説ですね。
豚汁に入れる食材と言えば?
豚汁に用いる材料には、
地域差・家庭差があります。
以下、代表的な豚汁に入る食材です。
【調味料】
味噌、酒粕醤油、みりん、酒
【肉】
豚肉(脂身の多いバラ肉が人気)
【根菜類】
ごぼう、大根、人参
【葉菜類】
ねぎ、キャベツ、小松菜、白菜
【いも類】
里芋、じゃがいも、さつまいも、こんにゃく
【大豆製品】
木綿豆腐、油揚げ、焼き豆腐
【きのこ類】
椎茸、しめじ、なめこ、えのき
【香辛料、薬味】
一味唐辛子、七味唐辛子、おろし生姜
【番外編】
もやし、キムチ、キャベツ、なす、オクラ
学校給食における豚汁作りのコツとは?
沸く直前の出し汁で豚肉を茹でます。
火が入った豚肉は網ですくい、取り出して、
最後の方に入れます。
★野菜に味を染み込ませる
味噌は早い段階で7~8割入れて、
食材に味を染み込ませましょう。
残りは仕上げの風味用に使用します。
★ごぼうを使用する場合は茹でる
ごぼうは汁を真っ黒にしてしまうので、
しっかり茹でるのをお勧めします。
僕的には、ごぼうの旨味も大切だと思うので、
あまり茹でたくないですが、
見た目が悪いのはもっと嫌ですよね。
特にこどもたちは見た目から入る子が
多いので、茹でるのが無難です。
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