こどもの日を祝う献立

2018年5月1日

 ごはん 牛乳 五目ずしの具 鶏肉の甘辛煮 すまし汁  

今日はどもの日を祝う献立です。こどもの日は5月5日です。端午の節句(たんごのせっく)とも言い、子どもの幸せと成長を願う日です。

 

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    端午の節句とは?  

奈良時代から伝わる伝統行事です。元々、中国の風習で、厄払いの神事だったそうです。平安時代までは日本でも厄払いとして、信仰されており、その頃は邪気を払うと信じられていた菖蒲やヨモギが主役でした。

実際に菖蒲やヨモギには薬効成分があります。

<よもぎの効能>

・菖蒲…血行改善、鎮痛
・ヨモギ…殺菌、止血、疲労回復

それが鎌倉時代以降、武士が活躍してくるようになり、男の子のお祝い行事に変わっていったそうです。

江戸時代になり、幕府の重要な式日である「五節句」のひとつに定められて以降は、厄除けの神事から、男子の成長と健康を願うお祝い行事としての意味合いになり、それが庶民の間に広まっていったそうです。

 

あっくん
元々、武士発祥のお祝い行事なので、端午の節句に鎧兜や武者人形が必要なのも納得ですね。

 

  こどもの日に鯉のぼりはなぜ飾るの?  

中国では、滝を登りきった鯉が、天に昇って龍になるという言い伝えがあります。

日本では、江戸時代、武士の家では跡取りである男の子が産まれると、玄関にのぼりを飾る習慣がありました。玄関に[のぼり]を飾ることには2つの意味合いがあったそうです。

①男の子が産まれたことの感謝の気持ちを神様に伝える

②男の子の健やかな成長を神様にお願いする

この日本の習慣と、先程の中国の言い伝えが組合わさり、鯉のぼりが誕生したそうです。

 

生命力が強い鯉【こども】が、激流に逆らい川を上り【困難に負けず、前を突き進み】龍になる【立派に成長する】ことから、

 

こいのぼりには、子どもが鯉のように立派に育ってほしい!という、親の気持ちがこめられているのですね。