懐かしの鶏の唐揚げレシピ!給食調理員おすすめ小麦粉と片栗粉の割合!

2018年11月13日

 ぶどうパン 牛乳 鶏の唐揚げ ボイルドブロッコリー 野菜スープ 

 

あっくん
本日の給食は鶏の唐揚げです。

 

給食で食べた懐かしの唐揚げが忘れられない方々、必見です!

ご家庭で給食の唐揚げを再現しましょう。

 

本記事の内容

・各献立に関する解説とポイント

・鶏の唐揚げについて

・鶏の唐揚げのレシピ情報




鶏の唐揚げ


唐揚げとは?

食材に小麦粉や片栗粉を薄くまぶす程度で、衣をつけずに高温の油で揚げる料理名。

 


揚げ物と唐揚げの歴史

【室町時代】
中国の精進料理の揚げるという技術が日本に伝わる。

【安土桃山時代】
小麦粉をまぶし、揚げる南蛮料理がポルトガルから伝来。

【江戸時代】
天ぷらが庶民の間で大流行。

【明治時代】
主に粉をつけない素揚げが「空揚」と呼ばれてました。

【戦後】
庶民向けの料理書には、唐揚げについて記載されていて、今までになかった下味が取り入れられた。下味は中華料理から、取り入れられた技術です。

 

あっくん
中国から伝来された揚げる技法に日本の調理法が加味されて、現在の唐揚げの形が完成されました。

 


粉は小麦粉?それとも片栗粉?

 

【小麦粉 (薄力粉)】


粉が鶏肉の表面をコーティングして、肉汁がしっかりと閉じ込められます。薄力粉だけで唐揚げを作ると、柔らかくジューシーに仕上がります。

 

【片栗粉】


片栗粉のみで揚げると、唐揚げの衣がカリっと固めに仕上がります。

※下味の内容によっては竜田揚げという名称になります。鶏肉の竜田揚げのレシピについても後述で説明します。

 

【薄力粉+片栗粉】


片栗粉と小麦粉のよい所をあわせた、カリっとジューシーな唐揚げに仕上がります。

 

あっくん
給食調理員、おすすめの配合が、

『薄力粉 1.5:片栗粉 1』

 

【番外編】


ベーキングパウダーや、米粉を加えるとサクサク感がアップするので、サクサク感を味わいたい方におすすめです。

 

 

鶏の唐揚げのPOINT

◆下味をしっかりする
下味がしっかりしてないと、鶏の唐揚げは美味しくありません。漬け込み時間は1時間程度がオススメ。あまり長く漬け込みすぎると、肉がしまり、硬くなる原因に。


◆鶏肉に火が入ってるか確認
引き上げて、少し置くとさらに余熱が入ります。唐揚げを切ってみて、中の肉が赤くないか確認しましょう。


◆二度揚げ
2度揚げすると、中はジューシー、外はカリッと仕上がります。しかし、学校給食では、現場の食数にもよりますが、2度揚げしている時間はありません。徐々に温度を上げるようにしていくと良いです。160℃の低めの温度から鶏肉を入れます。低温でじっくり火を通して、徐々に温度を上げてカリっと仕上げます。

※はじめから高温で揚げると、肉に火が入る前に、衣に色がついてしまいます。特に下味で醤油が多いと、色がつきやすいので、唐揚げは低温から揚げていくのが基本です。

 

鶏の唐揚げのレシピ

【鶏の唐揚げ 1人分の分量 g 】

鶏肉・・・・・・・・・70

にんにく・・・・・・・0.2
しょうゆ・・・・・・・1.2
酒・・・・・・・・・・・1
塩・・・・・・・・・・0.5
こしょう・・・・・・0.02
からし・・・・・・・・0.1
オールスパイス・・・0.02
小麦粉・・・・・・・・・6
でんぷん・・・・・・・・4

※実際に作った給食とは分量をアレンジしてます。

 

鶏の唐揚げの詳細レシピを見る

 



それでは、給食で作る鶏肉の竜田揚げについても、解説していきます。

 


唐揚げと竜田揚げの大きな違いは?

 

あっくん
『唐揚げ』と『竜田揚げ』どう使い分けてますか?

 

簡単に言ってしまうと、『竜田揚げ』は、和風ベースの唐揚げ。それ以外のものは、『唐揚げ』と覚えるのが一番わかりやすいです。

 


 唐揚げ 
下味を付けたものに、小麦粉、片栗粉を薄くまぶして揚げたもの。


 竜田揚げ 
生姜、醤油、酒、みりんの和風の下味に片栗粉だけをまぶして揚げたもの。


 

これらの名称は、各家庭によって、呼び名が違ったり、片栗粉だけを使っていても、唐揚げと呼ぶケースもあったりと、使い分けが難しくなりがちです。

 

あっくん
それでは、フライドチキンと唐揚げの違いが何だかご存知ですか?

 

フライドチキンは、衣に味やスパイスを利かせて、揚げるものであり、唐揚げとは別料理とされています。

 

あっくん
確かにフライドチキンは肉より衣の味がしっかりしてますよね。

 

鶏肉の竜田揚げのPOINT

◆下味の順番
唐揚げ同様、下味は大切です。漬け込み時間は1時間程度が目安。酒やみりんは肉を軟らかくしてくれるが、しょうゆは長く漬け込みすぎると、浸透圧の関係で肉が硬くなります。最初に生姜、酒、みりんを長く漬け込み、しょうゆは揚げる30分~1時間前に漬け込むのがベストです。


◆片栗粉をしっかりまぶす
ザルで下味の水気をよく切り、片栗粉をしっかりまぶします。これを意識するだけで、外はカリカリ、中はジューシーな竜田揚げになります。


◆二度揚げ
鶏唐揚げのポイントと一緒です。揚げすぎは肉が硬くなるので要注意。

 

鶏肉の竜田揚げのレシピ

【鶏肉の竜田揚げ 1人分の分量 g 】

鶏肉・・・・・・70

生姜・・・・・・1.5
しょうゆ・・・・3.5
酒・・・・・・・・2
片栗粉・・・・・10

※実際に作った給食とは分量をアレンジしてます。

 

鶏肉の竜田揚げの詳細レシピを見る

 


【その他の竜田揚げに関する記事】

さばの竜田揚げ

 


ボイルドブロッコリー

ボイルドブロッコリーです。たっぷり沸いたお湯に塩を入れて、茹でます。

 

あっくん
ブロッコリーは茹で加減が大切です。柔らかすぎてもダメだし、固くてもダメです。余熱も考えて、少し固めで引き上げましょう。

 


野菜スープ

豚肉、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、じゃがいもがたっぷり入った野菜スープです。

 

あっくん
野菜はキャベツ以外、細めに切ります。