学校給食調理員の仕事は重労働!職業病対策に効果的な予防方法を解説

2018年7月27日

最終更新日:2019.9.22

 

 

はじめに・・・

どうも、学校給食調理員のあっくんです。

今日から給食調理員の本格的な夏休みがスタートしました。

次、僕が仕事するのは約2週間後の講習会になります。

それまで、ブログ更新や家族サービスに全力を注ぐ予定です。

 

 


学校給食調理員の気になる夏休みの仕組み、給料など、

こちらの記事に詳細がありますので、ご覧ください。


 

 

さて、話は本題に移りますが、

本日はこの学校給食という仕事が重労働のために、

起こりうる職業病について、実際に僕の体験談を踏まえて、

わかりやすく解説していきます。

 

 

 

 



 

 


学校給食調理員って、重労働なの?

皆さんは、学校給食と聞いて、
重労働ってイメージありませんか?

 

大量に調理する=重労働

 

そう、皆さんのイメージ通り。
この学校給食という仕事はとっても重労働なんです。

 

現場の食数にもよりますが、
職場にはたくさんの重たいものがあります。

 

女性でも10kgぐらいのものは、
軽々、持てないと、
学校給食員として、仕事をやっていくのは、
厳しいかもしれません。

 

 

調理員希望Aさん

それでは、体力に自信がない方は、
はじめからこの仕事を諦めたほうがいいのでしょうか?

 

 

いいえ、必ずしもそんなことはありません

 

入社して、かよわく体力に自信がない女性も
1年も学校給食調理員をしていると、
自然と力がついてきますので、
力に自信がない方でも大丈夫です。

 

この仕事はまずは1年続けてみることが大事です。

ダメな人はすぐに合わないと思って、
辞めてしまう方が多いので。

 

僕の知っている限りでは、
最短で1日で辞めてしまったパートさんもいます。

 

求人を見て、まずは電話するまえに、
僕が以前に書いた、

こちらの記事を見ていただきたいです。

それから、メリット、デメリットを踏まえて、
自分で判断し、応募、面接してください。

 

 


この学校給食調理員の仕事内容やリアルな給料、
魅力から悪いところまで、
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


 

 


学校給食調理員の面接や採用基準について、
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


 

 

この仕事を長く続けていると、

重労働により起こる職業病で
悩んでる方々はたくさんいます。

 

特に多いのが、

腰痛持ちや、腱鞘炎です。

 

腰痛や腱鞘炎(けんしょうえん)について、
僕の体験談を踏まえて、解説していきます。

 

 

 


給食で腰を悪くした僕の体験談

さて、ここからは僕の体験談です。

僕は入社して、わずか5年で、
腰を悪くし、病院に行きました。

 

その当時、僕はまだ25歳前後でしたので、
現場の中では、1番若いし、
職場の男性は僕だけしかいなかったので、

 

 

あっくん
重たいものは男の自分がやらないといけない

 

 

というプレッシャーが強く、
率先して力仕事に励んでいました。

 

しかし、そもそも、
この考えが大きな間違い。

 

本当にバカだったと自分で思います。

 

この給食業界、
女性しかいない現場もたくさんあります。

 

それでも、どうにか工夫して重いもの持ったり、
みんな頑張ってやっているのですから、

 

男が重いものを持つのが当たり前って、
少しおかしくないでしょうか?

 

 

そもそもこの仕事をしているのだから、
女性だって重いものを持つのは当たり前です。

 

 

ここは心を鬼にして言いますが、

重いものを持ちたくなければ、

最初から給食ではなく事務などの

他の仕事をするべき

です。

 

正直、『そんなところだけ、女ぶるな』

今更ですが、言ってやりたい・・・

 

その現場環境のせいで、
僕は腰を悪くしてしまったわけですから・・・

 

 

そんな現場で、日々、無理を重ねていった結果、

やはり、身体は正直です。

少しずつ少しずつ、腰に負担が蓄積され、

ある日、起き上がるのも困難な状態になり、
仕事をお休みして、病院にいきました。

 

椎間板ヘルニアの1歩手前と診断。

 

それ以降は、腰に負担をかけないために

コルセットを使用して、
日々の業務に取り組んでいましたが、

 

コルセットの使用には中毒性があったのです。

 

 

 


気付いたらコルセット[腰痛ベルト]がやめられなくなっていた

しばらくしたら、腰は回復して、よくなっていたのですが、
コルセットをしていると、力作業も楽になり、
再度、あの痛い想いをするのが恐くなっていました。

 

それ以後、3年近くに渡り、
仕事中はいつもコルセットを着用してました。

 

そんなある日、
また腰の痛みがひどくなってきたので、

 

違う病院で診察してもらった結果、

『コルセットに頼ってはいけない』
医師に怒られてしまいました。

 

どうやらコルセットをしていると、
作業中の腰にかかる負担は減るが、
腰の筋肉がどんどん衰えてしまうので、
最終的にもっと悪化してしまうとのことだったのです。

 

 

コルセットをするなら、本当に痛いときだけにして、
それ以外はつけないほうがいいとのことでした。

 

 

それから、僕は仕事でのコルセットはしていませんが、
今、現在でも腰がたまに痛い日があります。

 

そんな日だけ、コルセットを着用して仕事してます。

 

 

実際に僕が使用しているコルセット

 

 

腰痛はこの仕事を続けていく上で、
避けては通れない道のりということを痛感しました。

 

ただ、その腰痛になるかならないのも、
ちょっとした自分の意識があれば、だいぶ予防できます。

 

その予防法とは、とっても簡単です。

 

 

・腰に負担がかかる体勢や低い位置で作業をしない

仕事中、少しでも腰が痛いなと感じたら、
そのままの状態で作業せずに、
他の姿勢に変えてみたり、高い台で作業するなど工夫しましょう。


・重たいものは一気に持たないで、数回に分けて持つ

または、誰かを呼んで、掛け声をしながら、
一緒に持つようにするなど、
少しでも負担を少なくしましょう。

 

 

この記事をご覧になっている給食関係の方で、
そんなことは言われなくてもわかってるけど、
実際は違う!と思って読んでる方もおられるかと思います。

 

「人がいないから」、「その時間がもったいないから」、

「自分1人でやった方が早いから」と、

ついつい1人でやってしまうのが現状だと。

 

しかし、すでにその環境がよくないので、
チーフやエリアマネージャーなど、
上司に相談してみましょう。

 

人の増員や学校側にお願いして、
高い作業台の購入など、対策はあると思います。

 

そのままの野放し・現状維持が一番よくないですね。

 

それをどうにかするのが上の人間の仕事なので、
まずは上司に相談してみましょう。

 

そして、今現在、ご覧になっている、
あなたがもしチーフ、責任者の役職であるのならば、
現場をよりよくするためには、どうしたらいいのか?
をしっかりと考えて、業務に取り組みましょう。

 

 


もし、チーフとして、自信がない方は、
こちらの『チーフとしてあるべき』記事をご覧になって下さい。 


 

 

何も言わなければ、何も変わりません。

働きやすい職場環境づくりを
みんなで目指していきましょう。

 

 

 


腱鞘炎で悩む給食業界の人々

飲食店などで働いている人に多い腱鞘炎ですが、
学校給食で働いてる方にも腱鞘炎で悩んでる方々を
よく見かけます。

 

特に多く見られるのは手首部分の腱鞘炎です。

腱鞘炎の原因として多いのが、
重い物を持つことで手首に負担が
掛かってしまうことです。

 

学校給食での仕事では、
重い物を運ぶ作業が多いので
手首への負担が避けられません。

 

大量の切りもの作業による手首の負担、
重い調理器具を扱ったりするときにできる
手首へのダメージが蓄積してしまいます。

 

洗いもので、手首を動かし続ける動作や、
洗浄機で食器を引っくり返す動作などは、
とても負担が大きく、
腱鞘炎の原因になってしまうのです。

 

以上のことから学校給食という仕事は、
日々の作業に腱鞘炎へのリスクが
たくさん潜んでいるのがわかると思います。

毎日の仕事で忙しく過ごしていると
つい見落としがちな手首へのケア。

腱鞘炎予防のために日々のケアを
しっかりと取り組んでいきましょう。

 

それでは、具体的にどんなケアをしたらいいのか?

 

・腱鞘炎予防として毎日の手首ストレッチをする

仕事の合間に手首を伸ばしたり回したりするだけの簡単なストレッチでも効果あり。


・仕事外では手首サポーターをつける

 

 

安価で高評価の手首サポーター

 

 

 


まとめ

いかがでしょうか。

今回は学校給食の重労働対策について、
解説していきました。

この仕事を長く続けていくためにも、
自分の身体を大事にしてあげてくださいね。

 

この重労働な環境を乗り越えるために、
必要な事。それは・・・

 

POINT

・とにかく、無理をしない
給食は1人で作ってるわけではないのだから、
仲間に頼りましょう。
重たいものを持つときは1人で無理はしない。
必ず誰かと一緒に持つようにしましょう。


・上司や学校側に相談して、職場環境を整えてもらう
そのための上司です。
皆さんより高い給料をもらってるわけですから、
どんどん頼っていいと思いますよ。


・ストレッチやマッサージをして、身体をいたわりましょう
仕事中にもできるストレッチはたくさんあります。
時には整体やマッサージなどに行って、
身体のメンテナンスをしてあげるのも良いと思います。

 

自分の身体は自分で守ってくださいね。

定年まで長いのですから、
身体を大事にしてくださいね。