【学校給食で美味しい麻婆春雨の作り方】麻婆春雨、誕生の秘話とは?
麻婆春雨丼 牛乳 中華スープ 杏仁ゼリー
今日の給食は麻婆春雨です。
詳しく解説していきます。
春雨なので、こどもたちにも
喜んで食べてもらえますね。
麻婆春雨
麻婆春雨と言えば、大体の方々が、
永谷園の麻婆春雨を
思い浮かぶのではないでしょうか?
麻婆春雨ですが、
元々は日本の永谷園によって、
開発された簡易中華惣菜なのです。
フライパンで5分調理するだけで、
ごはんが進むおかずの完成。
この麻婆春雨が開発されるまでの
エピソードをご紹介します。
麻婆春雨の面白いエピソード
それは今から40年近く前のお話です。
1979年9月初旬のこと。
社長室に呼ばれた永谷園社員のA氏。
当時の永谷社長から、
信じられない辞令を受けたのです。
いいアイデアを考えてくれ。
食べたいもの、読みたい本、
行きたいところ、
好きなことをやればいい。
費用は会社持ちだ!
それが辞令だ。
かくして前代未聞の社内制度
『ぶらぶら社員』が誕生したのです。
永谷園の創業者・永谷嘉男とは?
会社設立のきっかけとなった
「お茶づけ海苔」をはじめ、
「松茸の味お吸いもの」、
「すし太郎」といった
ヒット商品を世に送り出してきました。
会社の中で、
机に向かっているだけが
商品開発ではない。
意外な場所で意外な時に、
斬新なアイデアが生まれる可能性が高い、
というのが持論。
しかし社長としての業務に追われる自分が
“ぶらぶら”するわけにはいかない。
そこで商品開発の能力と
センスに長けたA氏に、
自分の分身として白羽の矢を立てました。
『自由にぶらぶらしろ』
との辞令が出たものの、
何から手を付けてよいか分からないA氏。
まずは国内から攻めたA氏。
全国各地に周り、
日本中の郷土料理を堪能しました。
日本を制覇すると、
海外へ向け、旅立ちました。
モスクワ、
オーストリア、
スイス、
フランス、
と、ヨーロッパ各地に足を運んだが、
『これは!』
という出会いには至りませんでした。
そして、その次に
アメリカに渡り、様々な場所に訪れましたが、
そこでも求めるものに出会えませんでした。
2年間のぶらぶら期間も
終わりかけようという、ある日のこと。
とある料理店で食べたのが、
何の変哲もない中華スープ。
こってりしていて、ご飯に合いそうだ。
そう感じた時、
A氏の頭にある食材が思い浮かんだ。
それが、【春雨】
このアイデアは社内の評価が高く、
商品化がすぐに決定。
春雨と様々な味の中華スープを
組合わせて試作を重ねた結果、
春雨が豆板醤を使った
辛みのある中華スープと
相性が良いことを発見。
こうして『ぶらぶら社員制度』発足から、
2年後の1981年11月、
全く新しい中華そうざいの素
【麻婆春雨】が誕生。
商品とともに【麻婆春雨】という
料理も日本中に広まり、
今や中華料理の定番となりました。
詳しいエピソードは永谷園の公式サイトをご覧下さい。
結果が出せなかったときのことを考えると、
会社に申し訳なさすぎて・・・
ものすごいプレッシャーですね。
●春雨は完全に戻さないで、少し固めの状態で、
釜に入れて、麻婆の汁を吸わせましょう。
●中華なので、短時間で手早く仕上げましょう。
水分がなくなってくると、釜底に
春雨がくっつき、焦がしやすいので、
気を付けて混ぜましょう。
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中華スープ
ポイントは温度変化。
卵をとじる前に、
でんぷんでとろみをつけましょう。
でんぷんが卵を入れたときの
温度変化を最小限にしてくれます。
そして、卵を入れるときは、
少しずつ入れていきましょう。
一気に入れるとスープの温度が、
下がってしまうので、要注意です。
卵が入ってから、かき混ぜるのも、
程々にしましょう。
誰でも簡単に、プロ顔負けの
ふわふわトロトロ卵になります。
杏仁ゼリー
杏仁ゼリーです。
水に寒天を入れ、火をつけて、
よく煮とかします。
温めておいた牛乳、砂糖、
最後にアーモンドエッセンスをいれて、
冷やしたら、完成です。
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